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フィラリア予防の季節がやってきた!

犬と獣医さんイメージ

 

現在、全国的に狂犬病ワクチン接種期間となっているかと思いますが
皆さんはもうワクチン接種されましたか?

先日のコラムでもご案内させて頂きましたが、
狂犬病ワクチンは一年に一度の接種が法律で義務付けられています。

しかし、体調が思わしくないなど何らかの理由があり
接種を見送った方が良いと獣医さんが判断された場合は
その旨申告することでその年のワクチン接種を見送ることができます。
かかりつけの獣医さんにご相談の上接種をご検討下さいませ。

また、ワクチン接種と同時にフィラリア検査とお薬投与を開始される方も多いかと思います。

今回は、イリオスマイル提携獣医師林先生に『フィラリア症について』の記事を書いて頂きました。

これからフィラリア予防を始められる方が多いかと思いますので是非ご参考にして頂けましたら幸いです。


こんにちは、獣医師の林です。
少しずつ気温も高くなり、蚊の活動も活発になる季節となってきました。
蚊が媒介する感染症と言えば…そう、フィラリア症ですね。
忠犬ハチ公の死因の1つとして、フィラリア症だったという話もあるそうです。

地域によってはすでにフィラリア予防がスタートされているかと思いますので、
今回はフィラリア症についてお伝えしていこうと思います。

まず、フィラリア症について。

よくフィラリア症は『蚊に刺されたら感染する』と思われがちですが、
単純に蚊に刺されただけではフィラリア症にはならず、
『フィラリア症に感染している動物の血を吸った蚊に刺されることで感染する』寄生虫疾患で、
別名を犬糸状虫症(いぬしじょうちゅうしょう)と言います。

フィラリア症は、感染幼虫が犬の体内に入ったからといって、
すぐに体調に変化がでるものではありません。
フィラリアが最終寄生場所に住みついて何年もかけて病状を進行させるので、
心臓や肺の血管がボロボロになった時に気がつくことが多い病気です。

主な症状は急性の場合、急性フィラリア症(大静脈症候群)を引き起こします。
フィラリアは、通常右心室から肺動脈に寄生していますが、
右心房から大静脈洞に移動することにより、
急速に心不全状態が進行して、呼吸困難、運動不耐症、血色素尿などの厳しい症状が生じ、
手術でフィラリア虫体を摘出しないと、多くは1週間から2週間で死亡してしまいます。

慢性の場合、腹水や胸水、貧血、肝硬変などで、
定期的に心臓の薬や腹水除去を行わないと生活の質を保てない場合があります。

フィラリアが心臓に寄生して症状がでる期間はその蚊にさされる頻度や寄生数と感染部位によるところが多く、
1,2年たって症状がでる場合や10年以上たって症状がでるなどさまざまです。

過去、犬の死因の上位には必ずフィラリア症が挙げられていましたが、
予防薬の発展によって、現在は過去ほど感染犬数は多くありません。
感染犬が少なくなれば、自ずと感染リスクも少なくなりますが、
それでも毎年フィラリア症で命を落としている子がいるのも事実です。

では、フィラリア症から我が子を守るには?
それが毎年服用されている予防薬になります。

蚊は気温が15℃以上になると吸血を始めるため、
毎年暖かい季節になってから服用を開始し冬場は休薬されるスケジュールとなります。
しかし、この情報だけだと投薬期間があいまいになってしまいますよね。

そこで、予防薬のスタート時期を決める際に重要となるのが『HDU』というものです。

HDUとは、犬フィラリアを媒介する蚊の体内でフィラリア幼虫(ミクロフィラリア)が
成熟するために必要な積算温度の単位です。
近年フィラリアの感染可能期間を類推する方法として日本犬糸状虫症研究会、
犬フィラリア症予防普及会により提唱されているもので、概ね感染期間と一致すると考えられています。

HDUを算出することによって、犬フィラリア症が感染する期間を推定することができ、
各地域毎のフィラリア予防薬投与期間の目安が設定されています。
HDUを用いた感染期間の目安については、DSファーマさんのページで、
お住まいの地方の感染期間を調べることができます。
是非一度、DSファーマさんのページをご覧ください。

ご自身の地域の投薬期間が分かったら次に押さえておきたいポイントがお薬です。

フィラリアのお薬には内服、注射、滴下と3タイプがあり、
それぞれにメリットデメリットがあります。

①内服の場合
メリット:月に1回、通院する場合には薬を貰うときに健康診断もある。
※数ヶ月分の薬をまとめて処方する病院もあり)
チュアブルタイプだと味付きなので、投薬が簡単な場合も。
デメリット:毎月1回の投薬を忘れるリスク。
②注射の場合
メリット:年に1回もしくは2回だけで対策が完了するので、薬を与え忘れることがない。
デメリット:体への負担、注射の副作用、死にいたるケースや、
注射が嫌いな犬には精神的負担が考えられる。費用も高め。
③滴下の場合
メリット:毛をかきわけ、肌に数滴の液を垂らして投薬終了、簡単に投薬できる。
デメリット:毎月1回の投薬を忘れるリスク。
犬が薬をなめてしまったり、すぐシャンプーすると薬が流れ落ちてしまう。
肌が弱いイヌは皮膚が赤くなったり肌荒れする

メリット、デメリットを押さえたうえで、我が子にはどのタイプがあっているかどうかについて
病院の先生ともご相談いただくと良いかと思います。

そして、フィラリア薬はあくまでも『駆虫薬』であり、
蚊に刺された後のケアとして用いるもので真の意味での予防にはなりません。
また、病気を患ってしまっている子やお体が弱っている子の場合には、
駆虫薬を服用することでご体調を崩してしまうということも少なくありません。

本来の予防を考えると『蚊に刺される前』のケアも取り入れることが重要と考えられます。
市販の虫除けスプレーなどを使用するのも良いと思いますが、
成分によってはお体にご負担となってしまうことも十分考えられますので
お体に優しい方法で予防を行っていきたいですよね。

また、イリオスマイルで取り扱っている『ニームシリーズ』ですが、
ニームというのはアーユルヴェーダに伝わる植物で天然の虫除け剤として知られています。
有機農業の防虫対策としても使用されており哺乳類に対しては無害であるとされているそうです。

蚊に刺されることを100%防ぐということは難しいかもしれませんが、
何かしらの理由で駆除薬を使用することが難しい場合や、
あまりお薬を使いたくないという場合には天然成分である『ニーム』を取り入れてみてください。


最近フィラリアのお薬っていろんなタイプが出ているかと思います。
錠剤、チュアブル錠、ノミやダニも一緒に駆除できるものなど
4~5種位選択肢があると「どれを選べばいいの?」と、迷ってしまいます。

先生ともお話していたのですが、
フィラリア・ノミ・ダニ駆除がが1つにまとまっているものは、
投薬が月1回で済む(別々に行わなくて済む)というメリットがある一方で
全てを予防するということはそれだけお体に負担となる成分を一度に摂取するということになる為
その点はデメリットと言えるかもしれません。

実際、一体型のお薬の服用後体調を崩ずしてしまう子も多いようですので、
体の負担を第一に考えるのであれば別々の対策が良いかもしれません。

ご愛犬に合うお薬を選んであげて下さいね!

そして、先生もご紹介下さいました「ニームアロマシリーズ」は
天然成分使用で身体に優しく毎日のケアができます。是非チェックしてみて下さいね!

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