ワンちゃん図鑑⑥｜チワワ

小さくて黒目がちなお目々で見つめられると、守ったあげたくなる可愛さのチワワ。みんなが知っている可愛い可愛い小型犬ですが、実際どんな子なのでしょうか？？

歴史

チワワは、メキシコ原産の小型犬で、その起源は古代にまで遡ります。アズテック文明において、犬種として特別な存在とされ、宮廷や寺院で愛されていました。19世紀頃にはアメリカ合衆国に持ち込まれ、人気となったとされています。チワワの名前は、メキシコのチワワ州に由来しています。

性格

チワワは小さな体にもかかわらず、自信に満ち、勇敢で社交的な性格の子が多くいます。
非常に忠実で、飼い主に対する愛情が深いことが特徴です。社交的で遊び好きな一方で、他のワンちゃんに対して攻撃的な態度を示すこともあり、しばしば自分が大きなワンちゃんであるかのように振る舞います。また、警戒心が強いのもチワワの特徴で、見知らぬ人や状況に対して用心深くなる傾向にあります。

そうは言っても、チワワがみんな同じ性格な訳はありません。いつもイリオスマイルのおやつやごはんを楽しんでくれているチワワちゃんたちのお話を伺いました！

むぎちゃんとおこめちゃんは、
自分の味方がいる時は強気に出てワンワン！するのに、いざ他のワンちゃんが目の前にくるとしょんぼりしてママさんに助けを求めるヘタレちゃんとのこと！笑　感情がお顔に出やすく、我慢の時のお顔は「チーン」そのもの。
ママさんの「おやつ食べる？」の一言にはどんな時でも反応するおやつ大好きっ子なんです。

ゴマちゃんは、
怖がりで、そーっと近づいて大丈夫なことが分かると強気な部分が出て大きなワンちゃんであるかのように見せるのだそうです！笑
ちなみに食欲の方は・・・とっても旺盛だそうで、おやつを小さく小さくちぎって回数を増やしているのだとか！

身体的特徴

チワワはとても小さくで、体長や体高は個体によって異なりますが、一般的には体重約1kg〜3kg程度とされています。
成犬でも、片手でひょいと持ち上げられるほど小さくおさまるあの姿がとっても可愛いですよね。

目
大きくて丸く、愛らしい表情を持っています。アーモンド形の目の子もいます。

被毛
チワワにはスムースコート（短毛）とロングコート（長毛）の2種類の被毛があります。
また、色味は、クリーム、フォーン、チョコレート、ブラック、ブラックアンドタン、ブルーマール、メルルなど、さまざまな色と模様が存在します。

注意したい病気や怪我

チワワはとっても小さい子なので、その分罹りやすい病気も様々です。健康問題は、チワワに特有するものではありませんが、遺伝的な要因や体型により起因して発生しやすい病気がいくつかあります。

低血糖症（ヒポグリセミア）
チワワは身体が小さいため、低血糖症になりやすいと言われています。低血糖症は体力低下、痙攣、意識喪失などの症状を引き起こすことがあります。特にパピーの時期が注意が必要です。規則的な食事と適切な栄養管理が重要です。

膝蓋骨脱臼
後ろ足の膝蓋骨（膝のお皿）が正しい位置から外れることにより、疼痛や歩行の問題を引き起こします。パテラとも呼ばれています。先天的な問題で起こってしまう場合や、打撲や落下、フローリングで滑ったり等の日常生活の些細なことでも起こり得ます。高いところから降りたりする運動やフローリングは滑らないようにマットを敷いたり日頃の工夫も大事で、また肥満による膝の負担を考えると体重管理も必要になります。

気管虚脱
チワワなどの小型犬種に比較的よく見られる呼吸器の問題の一つです。気管が正常よりも柔らかい組織で構成されており、そのため気道が狭くなりやすい状態を指します。これは通常、気管の軟骨が弱いために起こります。気管虚脱は、特に年齢を重ねたチワワによく見られ、症状が進行することがあります。

心臓病
身体が小さいことからチワワは心臓病に罹りやすいとされています。
・僧帽弁閉鎖不全症
チワワに最も一般的に見られる心臓病です。年齢とともに進行し、心臓の僧帽弁がうまく閉じなくなります。
・肺高血圧症
肺動脈が収縮し、心臓に血液を送り返す状態です。僧帽弁閉鎖不全症の進行と関連していることがあります。

おすすめのおやつ

身体が小さくぴょんぴょん可愛く遊ぶチワワ。
お口が小さいので一口サイズのおやつや、消化器官が小さいため消化にいいおやつが特におすすめです。
また、身体が小さい分カロリーにも気をつけたいところ。おやつを必要以上に欲しがらない子であれば心配ありませんが、たくさん食べたい子には低カロリーのおやつを選んであげるといいと思います。