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狂犬病ワクチンについて考える

狂犬病予防注射イメージ写真

 

日本では法律で飼い犬への狂犬病ワクチン接種が義務付けられています。
春は、年に一度の狂犬病ワクチン接種のタイミングとなっており
各自治体から接種を促すお知らせが届きます。

年に一度のこのタイミングだからこそ、
この機会にワクチンについて少し考えみてはいかがでしょうか?

イリオスマイルでは、今年から獣医さんとの提携を始めました。
その獣医さんは、「長生き犬ごはん」「長生き猫ごはん」という
手作りごはんの著書も出版されている林美彩先生です。

林先生は、犬猫の食事にとっても詳しい獣医さんなのですが、
『獣医さん』と一言で言っても、その専門は多岐にわたり
正直食に詳しい獣医さんはそう多くはありません。

しかし、かかりつけの獣医さんに
「このフードしか食べてはいけません」
「〇〇は食べてはいけません」
「体調が悪いのはこのフードせい」
などと言われれば、大切な我が子のために”その言葉は絶対守らなければならないもの”
になってしまうのが親心だと思います。

それは愛する我が子の為です。
そう思われるのは至極当然のことだと思います。

しかし中には、「かかりつけの獣医さんの仰っていることがあまり腑に落ちない」
そうおっしゃる方もいらっしゃいます。

そのような方に食事についてご相談されることが多いのですが、
薬機法という法律があり私たちは「○○に効く「〇〇病には〇〇が良い」
などというアドバイスはできる立場にありません。
悩んでいらっしゃるお客様を前に、お応えすることができずいつも歯痒い想いをしています。

そこで、少しでも皆様のお悩みに寄り添えたらと思い獣医さんと提携をさせて頂きました。

今後、コンテンツを作って頂いたり、
リアルショップでは食事の相談会などができたらと思っております。

どうぞ楽しみにしていてくださいね!

その林先生が、「狂犬病ワクチン」についてコンテンツを作って下さいました。
是非参考にして頂けましたら幸いです。


こんにちは。獣医師の林と申します。

春はワンちゃんの予防の季節、狂犬病ワクチン接種のお葉書が各市町村から届き始めているかと思います。
ところで、狂犬病について、皆さんどのくらいご存じでしょうか?
毎年通知が来るから打っているという方も多いのではないかと思いますが、ワクチン接種にはメリットデメリットがあります。

ワンちゃんの健康を守れるのは飼い主様ですので、是非この機会に狂犬病について今一度考えていただければと思います。

狂犬病は、「狂犬病ウイルス」によって発症する人獣共通の感染症ので、
犬だけではなく猫や人など全ての哺乳類が感染する可能性があります。
狂犬病にかかった動物に咬まれたりすると狂犬病ウイルスに感染し、数週間?数ヶ月程度の潜伏期間を経て発症します。
症状としては、狂躁型と沈鬱型(麻痺型)の2種類ありますが、どちらも食欲不振や徘徊、
攻撃性などが見られたりし、発症後はほぼ100%死に至るという恐ろしい感染症です。

日本は1957年を最後に狂犬病の発生がない清浄国ですが、狂犬病を抑え込んでいる国は日本以外には
スウェーデン、オーストラリア、ニュージーランドなどごくわずかで、
アジア・アフリカ地域を中心に全世界的に発生し、年間約5万人以上が亡くなっています。
つまり、清浄国とは言え、近隣国ではまだまだ狂犬病が蔓延していますので、日本も油断はできません。

そのため、日本では『狂犬病予防法』という法律で、

  • 犬を飼育してから30日以内に市区町村の窓口(保健所等)で「犬の登録」を行う
  • 生後91日を越えた犬には、年に1回、4月1日~6月30日の間に狂犬病予防ワクチンを接種する(例外あり)

ということが義務付けられています。

国の法律で定められていますので、接種は義務であり、怠った場合は20万円以下の罰金の対象になりますし、
万が一、狂犬病ワクチンを接種していない犬が他人に咬みついてしまった場合、2週間の係留経過観察措置の対象となってしまいます。

しかし、全ての子が必ず接種しなければならないというわけではなく、
獣医師が「ワクチン接種が望ましくない」と判断した場合には、その年度の接種を見送ることができます。
狂犬病ワクチンの添付文書の対象動物の使用制限等というところには、注射の適否判断を慎重に行う事項について記載されています。

添付文書は飼い主様も見ることが可能ですので、飼い主様ご自身が、ご愛犬が接種しても大丈夫なのか否かを確認していただくことも
我が子を守るうえで大事な事だと思います。

※ただし、飼い主様が判断して打たないということを選ぶことはできませんので、
該当する疾患や症状が見られるようであれば、かかりつけの先生に申告し、ご相談の上接種について決められてください。

そして、ワクチンは、重篤なアナフィラキシーを引き起こす可能性があります。
アナフィラキシーが起きてしまうのは接種後15~30分程度に発生する率が高いため、接種後はご愛犬のご様子をしっかりみてあげてください。
可能であれば、接種後15~30分程度は院内で待たせていただくか、お車での来院の場合には車内で待機するなど、
何かあったらすぐに病院に駆け込めるような場所で待機されることをお勧めいたします。

また、接種後に体調不良を起こした場合でも動物病院の診察時間内にかけこめるよう、
午後も診察している日の午前中に接種されることをお勧めします。

日本は清浄国とは言え、国内の狂犬病ワクチン接種率は70%程度、未登録犬を含めると45%程度に止まっていると言われています。
一般的にワクチン接種率が70~80%を超えないと、その病気の大流行が起こる可能性があるとされていますし、
近隣国での狂犬病発生を考えると、万が一狂犬病が国内に入ってきてしまった場合、大流行が起きてしまう可能性は十分考えられます。
大切なご愛犬だけでなく、他のワンちゃんや猫ちゃん、そして人間を含む哺乳類の命を守るためにも、
再び国内で狂犬病が発生しないよう予防に努めることが飼い主の義務だと思います。

とはいえ、ワクチンなのでお体には負担がかかるもの。
十分な栄養摂取と適度な運動、睡眠を与えてあげる事が、健康維持の秘訣でもあります。
ワクチン接種後はいつもよりも運動量を控えてあげて、安静に過ごしていただくとともに、
デトックスを促してあげるような食材を取り入れて、お体のケアを行ってあげてください。

デトックス食材だと、

  • しじみ
  • 青魚
  • 海藻類
  • ゴボウ
  • キノコ類
  • 菜の花
  • 大豆
  • 玄米

などが挙げられます。

春が旬ということを考えると、菜の花はとってもお勧めな食材ですね。
玄米はドロドロのお粥くらいまで炊いていただくと、消化の負担軽減にもつながります。

イリオスマイルの商品ですと…

銚子産 サバレトルト 100g

花さば 薄削り 30g

熊本産乾燥野菜ミックス 200g
キノコもゴボウも入っています

国産マルベリーと8種の雑穀パフ 50g
お湯をかければあっという間にドロドロにふやけてくれます

等のサポート商品がございます。
是非ご活用頂けましたら幸いです。

この記事を書いた人

この記事を書いた人

林美彩

獣医師

林美彩 先生

『chicoどうぶつ診療所』獣医師。 毎日食べるもので体が作られているということ、日々の過ごす環境や過ごし方、飼い主様の精神状態なども体に影響を与えているということを、もっと多くの方に知っていただきたいと思っています。 病気になりにくい体作り、毎日のお食事のこと、お薬だけに頼るのではなくご家庭でできるケアなど、ご家族みんなが健康で穏やかに、そして幸せに過ごせるお手伝いをさせていただけたらと思います。

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