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≪突然発症することだってあります≫犬のアレルギーのはなし

アレルギーとは特定のアレルゲン(抗原)に対して生理的に防御や排除を行う免疫反応のひとつです。
例えば、花粉症は鼻孔や口腔などの粘膜に付着したスギなどの花粉をクシャミなどの生理機能によって
排除しようとする免疫反応ですが、このアレルギー症状はヒトだけではなく、イヌやネコなどのペットにも
多くみられる症状です。


◆アレルギー症状のしくみについて

ヒトもイヌも、動物すべての体内にはさまざまなアレルゲン物質に対応する「免疫」を持っています。
免疫反応(アレルギー)がどうして起きるのかについて、そのメカニズムについて、免疫を「コップ」、
そしてアレルゲン物質を「水」に例えて、考えてみましょう。

コップには、ビールやジュースを飲んだり朝の歯磨きで口をすすいだりするように、さまざまな用途に
よって、形も水の量も違いがあります。
免疫というコップも、体内で受け止めるアレルゲン物質によってさまざまです。
大きなコップならたくさんの水を注ぐことが出来ますが、小さなコップでは水を注ぎ続けると
すぐに溢れ出てしまいます。
このようにコップの水が溢れ出た状態がアレルギー症状です。
つまり、体内で免疫出来る量を超えてしまった時に、アレルギー反応というものが起きてしまうのです。

ヒトでもイヌでも、比較的早く起きやすいアレルギー症状が皮膚への炎症です。
表皮だけでなく、鼻孔口腔、肛門からつながっている粘膜も皮膚の一部ですから、呼吸や消化機能にも
症状が起こります。
しかし、ヒトとイヌでは同じ部位でも皮膚や粘膜の機能が違いますから、アレルギー症状の発症も
ちがってきます。

親にアレルギー症状があっても子供にはない、あるいは、小さい頃にあれだけ悩まされたアレルギー症状が
大人になってすっかり出なくなったという話はよくあります。
免疫力というコップは遺伝によって親から引き継いでいても、その大きさや対抗性などは日常の食事や
生活環境によって変化するのです。これを後天性アレルギーと呼んでいます。


◆免疫力が低下する原因

また、すでに免疫を持ちながらも、体調の変化や年齢とともに免疫力が低下することもあります。
免疫力の低下によって、これまで反応しなかったアレルゲン物質に対してアレルギー症状が出ることが
よくあります。
つまり、コップが小さくなると水が溢れやすくなるのと同じ仕組みです。
ヒトもイヌも加齢、環境、食生活やストレスなどさまざまな要因によってコップ(免疫力)が低下して
くるのです。

もうひとつ、免疫力の低下とともに、全く新しい物質を受け入れるコップを体内に持っていないことも
あります。
新しく発見されたウィルスや新しい食品添加物、化学製品などによって引き起こされるアレルギーが
あります。
家屋の塗装などによるシックハウス症候群などもそのひとつです。
さらに、化学物質を継続的に体内に摂取することで本来持っている免疫力を徐々に低下させる場合が
あります。

イヌは人間よりも化学物質を体内に摂取する機会が多いのです。
それはペットフードによるもので、酸化防止剤や抗カビ剤などの化学物質が多く含まれた添加物が
使用されている場合が多いからです。


◆寛容性が失われる?

もう一度コップの話に戻りますが、コップから溢れ出た水が少しだけなら、「まぁ、いいや」と寛容さを
もってやり過ごすことがあります。
これを免疫学の分野では「免疫学的寛容」といいますが、この寛容性が環境の変化やストレスによって
突然失われることがあります。
つまり、これまで問題のなかった物質をアレルゲンとみなし、免疫反応力を獲得してしまうことを
「感作」といいます。

寛容性を失うと日常的にイライラするのと同じで、一旦、「感作」されると次にその物質に接した時に
アレルギー反応が発症します。
そして、一度失われた寛容性をなかなか取り戻すことが出来ないのと同様、そのアレルゲンに対する
免疫反応が記憶されてしまいます。

原因が特定出来れば、その原因を取り除くことで時間の経過とともに、「感作」による免疫反応の記憶が
薄れていくこともありますが、アレルギーと一生向き合っていかなければならないこともあります。


◆まとめとして

イヌもヒトと同じように免疫力が低下するとアレルギーだけでなく、ほかの病気にもかかりやすくなります。
免疫力が低下するメカニズムも同じです。
イヌの場合には、皮膚の炎症など具体的な症状があらわれる前に、カラダのどこかを執拗に舐めたり噛んだり
することがあります。
また、排便やその回数からも変化の兆しを読み取ることも出来ます。

人間と同じように食物だけでなく、カビ、ハウスダスト、草木など生活の中で接触する物質にもアレルゲン
となる場合があります。
したがって、部屋の中を清潔に保つとともに散歩から帰ったら脚だけではなくカラダを拭いてあげることが、
愛犬のちょっとした変化に気づき、早めにお医者さんから診て貰うことと同様に大切なのではないでしょうか。

さらに、できるだけアレルギーを発症させないためには食材をローテーションすると良いでしょう。
特に主食となるごはんの動物性たんぱく源を、牛・鶏・豚・馬・鹿などとローテーションすることで
それぞれのアレルギー許容量を超えないようにするよう努めると良いでしょう。

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この記事を書いた人

この記事を書いた人

川口 志穂

株式会社イリオスマイル 代表取締役

川口 志穂

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