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ご愛犬のごはんは一日に何回あげていますか?


こんにちは。
イリオスマイル店長の川口でございます。
いつも当店をご利用下さいまして誠にありがとうございます。

早速ではございますが、ご愛犬のごはんは一日に何回あげていますか?

パピー期は一度に食べられる量が少ないこともあり
一日3~4回に分けてごはんをあげられる方も多いかと思います。

しかし、成犬期になると多くの方は一日2回という方が多いのでしょうか?
大型犬の場合、一日1回という方も多いかもしれません。

元々、犬という生き物は肉食性の強い雑食動物で、
「出されたものは何でも食べる、あるだけ食べる」そんな性質を持っています。

環境省の「ペットフードガイドライン」によると、
「犬は、1回で1日分のフードを食べることが出来るほど大きな胃を持っているため、
目の前にあるフードをお腹いっぱい食べる習性があります。
与える回数が1日1回の場合、慌てての飲み込んで、のどに詰まらせたり、
肥満の原因になることから、居日分を数回に分けて与えるようにしましょう。
市販のペットフードの場合は、パッケージに表示してある給与量の目安や与え方
を参考にしましょう」
と、あります。

ちなみに猫は、犬よりも肉食性の強い雑食で、
昼夜を問わず頻繁に少量ずつ食べる習性があります。
そのため、いつでも食べられるようにドライフードを置きっ放しにされる方が多いかと思います。

このように、犬と猫では大きく食性が異なりますが、
犬は猫に比べ、犬種により対格差も大きく異なります。
そのため、犬種・年齢・病気の有無など個体差が大きいかと思います。

先日、大変興味深い記事を見つけましたので共有させて頂きます。

——–

「犬は1日何食が最適?1万匹の統計から示された意外な結果」

犬の健康寿命改善に向けて10年以上飼い犬の追跡調査を行っている
「Dog Aging Project」が集めたデータを分析したところ、驚くべき結果が示されました。

給餌回数が1日1回であった成犬は給餌回数が多い犬と比べて、
健康の程度を示す指標の一部が有意に良い数値となったというのです。

この結果はアリゾナ大学のエミリー・ブレイ氏が率いる研究チームによって2022年に発表されています。

・1日1食が複数の健康的要素に良い影響を及ぼす

2019年にマウスについては1日1食にすることで、
健康や寿命に良い影響があることが発表されていましたが、犬にとっても同様の結果となりました。

犬種も性別も異なる1万匹以上の犬のデータを分析した結果、
給餌回数が1日1回である成犬は認知機能障害の数値が低くなり、
胃腸・腎臓・肝臓・膵臓といった消化器を始め、
歯科・整形外科的分野でも障害が起こりにくいことが示されたのです。

1日の給餌回数によって犬の認知や健康に顕著な違いが出ることは研究者たちにとっても意外な結果でした。

ワシントン大学の著名な生物統計学者であるキャスリーン・カー氏も、
「犬の給餌回数が何か1つの健康に関わる要素に影響を及ぼすことは期待していたものの、
今回示されたような複数の要素に影響を及ぼすという結果が出たことには驚いた」と話しています。

ただ、あくまで有意な差があったのは前述した内容のみで、
心臓、皮膚、神経についての指標や、ガンの発生率などに関しては特に影響は見られませんでした。

また、給餌回数が少ない犬が健康になるというだけではなく、
「健康でない犬は給餌回数が多い」という事実も考慮しなければなりません。

病気によって投薬を受けている犬は、薬をごはんにまぜて与えているケースも多く、
投薬回数に伴って給餌回数も増える可能性があるのです。

さらにこれらのデータが飼い主の自己申告であることや、
摂取カロリーについて一切考慮されていないことも念頭に置いておく必要があるでしょう。

今回の研究において、1日1回の給餌が犬の健康に何かしらのいい影響を与えることはわかったものの、
そのメカニズムは明確になっていません。

このため、著者であるブレイ氏も「犬の給餌回数については更なる調査が必要で、
このデータによって今の給餌頻度をいきなり変える必要はない」と言っています。

とはいえ、現在主流となっている「成犬には1日2回」という給餌方法についても何か特別な根拠があるわけではありません。

1日1回の給餌が犬の健康に及ぼす影響のメカニズム等が明確になれば、
犬の給餌回数を見直される可能性も十分にあり得ます。

——–

人の場合でも、健康のために一日一食の生活をされている方もいらっしゃるかと思います。

しかし、先ほど重複してしまいますが、
1kg以下の超極小犬と、60kgオーバーの超大型犬では同じ犬とは言え全く異なります。

これはかなり極端な例えではありますが、
同じ種でもやはり個体差があることを念頭に置き、
体重・年齢・病気の有無などを踏まえた上で、
うちの子に最適なあげ方を見つけていく必要があるかと思います。

こうして、愛犬の食事に真剣に向き合うことは
自分自身の食生活を見つめ直す良いきっかけになるのではないかと思います。

ご家族の皆さんで、是非「食事について」考えてみて下さいね。

この記事を書いた人

この記事を書いた人

川口 志穂

株式会社イリオスマイル 代表取締役

川口 志穂

ワンちゃんの健康を第一に考え、安心・安全・美味しい自然派ごはんとおやつを厳選しております。ご愛犬の食生活やワンちゃんとの生活でお困り事・悩み事などございましたらお気軽にご相談くださいませ。

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