こんにちは、獣医師の林です。
さて、今日は皮膚の黒ずみに関するお話。
今年はあまりの暑さに、初めて我が子をサマーカットしたという投稿も拝見する中
『あれ?こんなところにシミ?』と気付かれた方も多かったように感じました。
このシミ、東洋医学的には『瘀血(おけつ)』というものが原因と言われています。
※生まれつきあるお体の斑点は瘀血ではないのでご安心ください。
『血』とは、血液と同意義と考えていただければと思うのですが、
皮膚や内臓、筋肉、骨など体を作るために必要な原材料であり、それと同時に全身に栄養を運んでくれるものでもあります。
瘀血とは
瘀血とは、血の流れが悪くなり、滞っている状態、血液として生理的な働きが出来ていない状態のことを指します。
この『瘀血』が原因となることで様々な部位に不調が起こりやすくなるのですが、皮膚に影響をすると、皮膚を保つために必要な栄養素が届かなかったり、ターンオーバーが正常に働かなくなってしまったり、老廃物が除去できなくなるということから『シミ』ができやすくなります。
また、西洋医学的に見た場合には、腸内環境の悪化によって悪玉菌から毒素が産生、この毒素が皮膚に栄養をすることで『シミ』を作るとされています。
秋は『肺』の季節でもありますが、それと同時に『大腸、皮膚』の季節でもあります。
大腸と皮膚は表裏一体の関係とも呼ばれていますので、西洋医学的な観点と併せてみても、腸内環境を整えることは皮膚の健康を保つことにも繋がります。
同時に、『血液の質は腸でつくられる』と言われるように、血液を作るには、栄養素を吸収する小腸の状態を整えること、そして栄養素を含む食べ物の質も重要です。
皮膚の健康維持、瘀血対策には
1. 腸内環境を整える(プロバイオティクス、プレバイオティクス、バイオジェニックスなど)
プロバイオティクス 善玉菌を直接腸にとどける(乳酸菌・ビフィズス菌・納豆菌など)
プレバイオティクス 善玉菌の餌となり善玉菌を増やす(オリゴ糖・食物繊維など)
バイオジェニックス 直接体に働いて免疫機能を高める(乳酸菌生成物質)
2. 食べ物の質に気を付ける(添加物を避ける、新鮮な食材を取り入れるなど)
3. 血液サラサラ食材を取り入れる(EPA、DPA)
4. ストレス、冷えを避ける(リラックス、温活など)
という4点が重要となります。
腸内環境を整えるイリオスマイルおすすめおやつ
ノンアルコール甘酒+乳酸菌 おはな-ohana-
“飲む点滴”と言われるほど栄養価の高い甘酒。
米、糀、乳酸菌、水のみでつくられた自然の甘味で生きた乳酸菌を取ることができます。
プロバイオティクス
【無添加 国産】粉末なっとう
匂いも少なく使いやすい粉末納豆。ワンちゃんの強胃酸にも負けない「芽胞状態=カプセル」状の粉末納豆なので腸に生きた菌を届けることができます。
プロバイオティクス
プレバイオティクス
モンゴル産 ヤギミルクのヨーグルトビッツ
モンゴル国の伝統乳製品アーロル(乳酸菌固形ヨーグルト)でつくられたビッツ。発酵乳であるアーロルは腸内で乳酸や酢酸が産生され害(悪玉)菌が定着しにくく、腸内環境がよくなると言われています。
プロバイオティクス
【無添加 国産】四万十産 干し椎茸 カット
自然の旨味を凝縮した原木栽培の干し椎茸。椎茸にはカリウム・ビタミンD・食物繊維が含まれおり、デトックスやアンチエイジングの味方です。
プレバイオティクス
【無添加 国産】熊本産 乾燥野菜ミックス
熊本県のキレイで豊かな地下水と土壌でつくられた野菜を新鮮な状態で乾燥させた野菜ミックス。種類豊富な10種類の野菜が入っており乾燥させたことにより栄養と旨味が濃縮されています。
プレバイオティクス
【無添加 国産】15種の雑穀パフ
国内産の15種類の雑穀を厳選ブレンドし軽く食べやすいパフ。食物繊維・ビタミン・ミネラルが豊富に含まれており、新陳代謝を活発にし体内に溜まった毒素を排出する効果が期待できます。
プレバイオティクス
まだまだ暑い日が続いていて、秋の気配すらあまり感じることが出来ない状況ではありますが、秋からは乾燥が影響して皮膚トラブルも増えやすくなります。
内側からのケアはもちろんですが、外側からのケア、生活環境の湿度管理も併せて行ってみてください。
この記事を書いた人
この記事を書いた人
獣医師
林美彩 先生